Construction & Slope ploteetion of Yookoo.co

構造物保護工 短繊維植毛による構造物保護工法
フロッキーファイバー工法
周囲環境との調和

工法の概要
 フロッキーファイバー工法とは、コンクリート構造物や自然の岩などの表面に、独自の機械を使用して静電気を発生させ、ナイロン、アクリルなどの短い繊維(1mm〜4mm)を垂直に植え付ける工法です。
 これまで、コンクリート構造物の課題であった周囲景観との色彩的調和が図れることとなったばかりか、植毛された構造物表面の短繊維の隙間に、チリや微生物が堆積、こけの造成基盤となり、自然繁茂が期待できます。
 また、構造物の表面風化防止、断熱・保温、反射光の防止等、様々な活用が多様な工法です。

施工例 吹付法枠工の枠内コンクリ−ト吹付表面に植毛緑化した事例。

施工例画像
主な用途 ●各種コンクリート構造物 ●各種目然石 ●壁材・屋上床面 
●人工芝張 ●人工漁礁・魚巣ブロック ●汚水処理フィルター 
●崖面・法面 ●その他

工法の特徴と効果
1. 毛は、微生物や種子の付着に優れ、水質浄化作用の効果も得られます。
また、バクテリアの生息率は、石やコンクリートだけのものに比べ好気性菌・嫌気性菌ともに約50%の生菌数が期待できます。
2. 保水性があるため、天然の自然コケが自生し易い。
3. コンクリート等、各種構造物の表面に短繊維を垂直に植え付ける工法のため、質感・量感・色彩感に優れ、自然にマッチした景観を創造することができます。
4. 直接現場で植毛施工が可能。コンクリート構造物がもつ無機質で冷たい質感を、暖かく調和の取れた景観や感覚に変えることが期待できます。
5. 河川・湖沼等の魚類や水生昆虫等の繁殖・育成に良好な環境を形成します。
6. 水質浄化作用があります。
7. 繊維の色、サイズが選べ、文字やイラスト等、変化にとんだデザインを創造できます。
8. コンクリート・自然石・木・プラスチック、ゴム製品・金物・ワイヤー等、植毛が可能。広範囲な用途で活用することができます。

施工例
駐車場緑地帯の土留コンクリートに植毛事例
施工例画像
  岩手県水沢市

工法の工学的な特性
熱的性質 断熱・防熱・保温
科学的性質 反射防止・吸音
力学的性質 摩擦力・弾力
気体・液体特性 通気性・保水性・吸着・濾過
装飾的特性 質感・量感・触感・美術表現

フロッキーファィバーは、広範なニーズに対応します。


施工工程のフロー

手順 工程 施工方法・施工内容
1 準備工 施工に先立ち、施工表面のゴミ・雑物をブラシ等により除去・清掃し、施工箇所全面にプライマー処理を行います。
2 接着剤塗布工 プライマー処理乾燥後、計量した接着剤(主材、補助材)を攪拌機で十分混合し、エアーを用い、塗布ムラやゴミ等が付着しないよう十分注意して、スプレーガンで施工箇所に塗布します。
3 植毛加工工 計量パイルをドラムに混入し、指定色調になるよう1ドラムごとに計量施工します。植毛機は、高圧発生機により静電気を発生させるため、本体アースを確実に接地し、操作します。
塗布ムラ等があれば、ただちに補充塗布を行います。
4 乾燥・養生工 乾燥は、自然乾燥を基本としますが、外気温が低い場合にはヒーター等により、強制的な乾燥養生を行います。
5 余剰パイル除去工 植毛加工により飛散したパイルをほうきや掃除機を使用して、清掃や後片付けを行います。
6 完成検査 一連の作業完了後、出来形・色調等の確認を受け、完成します。

■主な施工の流れ
施工の流れ画像


○参考資料
国立環境研究所・地域環境研究グル−プ編「微生物付着担体としての未利用資源の効果に係わる解析評価(抜粋)」

○研究課題
1. 微生物規和1性の高い多孔質接触担体の研究・開発
2. 微生物培餐担体としての機能付与担体の研究・開発
3. 有用微生物の定着化担体の研究・開発
○研究目的
地域未利用資源を活用した水辺環境の水質改善用微生物付着担体の研究・開発
○研究内容
1. 廃陶磁器、廃プラスチックの有効活用の研究・開発
2. 廃陶磁器等の接着剤の研究と実用化
3. 微生物培養担体としての植毛の研究と応用化
4. 有用微生物の定着化担体としての硫酸第一鉄化の研究と応用化
5. 最適未利用資源担体の開発と実用化
○研究成果
本研究より明らかになったことは、以下のようにまとめられる。
1. 礫間接触材として、静電植毛材への菌の付着性試験より、好気性菌では、非植毛材に比べて20日間で21倍の生菌数となり、付着性が著しく向上する。
2. 接触材を硫酸鉄処理すれば、微生物および藻類の生育条件が向上し、定着性が高まる。
3. 静電植毛微生物付着担体は従来の接触材に比べて生物付着量が多く、目づまりしにくいなどの高い機能を持つ上、多くの未利用資源を接触材として利用できることであり、水域の水質改善のために活用した場合に高い効果を発揮する。
  地域未利用資源を活用した水辺環境の水質改善用、微生物付着担体機能として、陶碗器・レンガ・瓦・コンクリート・貝殼等の廃材を用いて接触担体を作る場合、基材を接着剤に使用して形成するが、その際、
1. エマルジョンタイプ(有機)の接着剤を使用すると耐水性はよくても耐温水性・耐熱性に欠ける。
2. 無機接着剤を使用すると耐温水性・耐熱性に劣る。という問題がある。
 この様な問題点を解決すべく、耐熱性・耐温水性・耐水性を合わせ持つ、新しい接着剤を開発して、此処に示す接触担体は作られている。この接着剤は、硫酸鉄処理ができ、更に陶磁器・レンガ・瓦・コンクリート・貝殼等無機物の廃材や廃プラスチックなどの有機物の廃材をも固めることが出来る。硫酸鉄処理した基材に植毛したバイオストンを河川等礫間浄化法の接触剤として使用した場合の特長は以下の通りである。
1. 植毛することにより、バクテリア等の微生物の付着性を高める。
2. 水域にある水生植物の胞子を抱き込ませ、短期間で植生させることが出来る。
3. 基材に多くの間隙を保持し、有用生物の浄化の場となると同時に、大型生物の生育する魚礁・藻礁としての機能を有している。

≪戻る
 陽光建設株式会社
〒982-0034 宮城県仙台市太白区西多賀三丁目8番10号
TEL:(022)307-1066(代表)


(c)制作・著作 東日本チェスコム